川崎市多摩区・登戸で通学中の児童らが殺傷された痛ましい事件が発生し世間に衝撃が走ったが、多くの報道が情報を伝える中、フジテレビがとんでもない記事を発表し物議を醸している。ゲームが犯行と関わりがあるかのような偏向報道を行うフジテレビの姿勢に非難の声が寄せられているのだ。
フジテレビが殺人犯の自宅にゲーム機が置かれていると偏向報道 改めて問われるマスコミの報道姿勢
問題となっているのは、2019年5月30日にフジテレビが報道した下記のニュース記事だ。(画像をクリックすると拡大)
部屋にテレビとゲーム機 岩崎容疑者の自宅 – FNN.jpプライムオンライン
この記事は Yahoo! Japan ニュースにも記載されており、かなり多くのネットユーザーの目に止まったことは間違いないだろう。
部屋にテレビとゲーム機 岩崎容疑者の自宅(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース
記事の内容は同事件の容疑者である岩崎隆一容疑者(51歳)の自宅の様子に関するもので、
男の部屋には、テレビとゲーム機などがあったことがわかった。
部屋は整然と整理されていて、テレビのほか、ポータブルのゲーム機やテレビにつないで遊ぶゲーム機などもあったことが新たにわかった。
という情報が記載されている。
「ゲームが犯罪者と深い関係にある」テレビ局の“ゲーム憎し”が産んだ誤った偏向報道を許していいのか?
ここで注目していただきたいのが、この記事が「岩崎容疑者の部屋にゲーム機があった」という内容しか書かれていないという点だ。他にも部屋に置かれている物や状況についての記述がある中の1つとしてゲーム機が言及されているのだとしたらまだいい。しかしこの記事の中ではゲーム機があったという情報1点のみでわざわざニュースとして報道しているのだ。これは「殺傷事件の犯人とゲーム機に密接な関係がある」、即ち「ゲームは殺人犯を産む」という誤解を植え付けようとしているだけと捉えられても仕方のないような偏向報道に他ならないのではないだろうか。
よく考えてみてほしい。今日び、部屋にゲーム機が複数台あるということがそんなに珍しいことだろうか? PlayStation4 や Nintendo Switch を筆頭に、数多くのゲーム機が数百万台、一千万台も売られている今の時代、普通の学生やサラリーマンでもゲーム機が自分の部屋にあることなぞ全く珍しいことではない。
そのような時代に、あたかも古くから語られるような「ゲーム=諸悪の根源」のような偏向報道を臆面もなく繰り出すフジテレビの報道関係者の知識と良識には大きな疑問を感じざるを得ない。
この記事に関してはネット上の多くのゲームユーザーや識者の間でも「フジテレビの姿勢はおかしい」「相変わらずゲームを悪者にすればいいという単純な思考」と非難が寄せられており、今後テレビマスコミの報道姿勢に対してもより一層の疑いの目が向けられるようになることは間違いないだろう。
最後に、改めてこの事件の被害者、特に亡くなられた被害者と御遺族の皆様には心よりお悔やみを申し上げます。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。