伊集院光が語る『ドラゴンクエストウォーク』
- 2019/9/19
- まとめ
- AR, RPG, スクウェア・エニックス, ドラゴンクエストウォーク, レビュー
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ゲーマーとしてもよく知られる人気タレントにしてラジオパーソナリティーの王者・伊集院光がラジオ番組「JUNK 深夜の馬鹿力」で『ドラゴンクエストウォーク』(DQウォーク) を始めた事を明かした。サービス終了したウォーキングアプリ『テクテクテクテク』のために各地を旅したほどの「歩き系」アプリの達人・伊集院光が『DQウォーク』というゲームの遊び方、『Pokémon GO』『テクテク』との比較を赤裸々に語る。
ゲーマー伊集院光がラジオで語る『ドラゴンクエストウォーク』レビュー:『テクテクテクテク』が踏んだ失敗はどう反映される? 『Pokémon GO』との違いは?
ゲーム雑誌「ファミ通」に連載コーナーを持ちゲーマーとしてもよく知られており、ラジオパーソナリティーとして長年人気ナンバーワンの座につく人気タレントの伊集院光氏が、TBSラジオで放映中の自身のラジオ番組「JUNK 伊集院光の深夜の馬鹿力」でサービス開始して間もない『ドラゴンクエストウォーク』(ドラクエウォーク)について語った。
伊集院光氏はドワンゴが鳴り物入りで放ち見事に散ったウォーキングゲームアプリ『テクテクテクテク』(関連記事:多額の広告宣伝費をかけたのに…売上予想と実績に乖離 ドワンゴ、AR探索RPG『テクテクテクテク』サービス終了を発表)のヘビーユーザーで、サービス終了間際には京都府を100%にするためだけにわざわざ現地へ赴くほどハマっていることを番組内でも度々話しており、この手のウォーキングアプリに関しては一家言を持っている。そんな伊集院光氏が果たして『DQウォーク』をどのように捉えているのか、第一印象をたっぷりと語ったので紹介しよう。
(以下、TBSラジオ「JUNK 伊集院光の深夜の馬鹿力」2019年9月17日放送分より抜粋)
もうさ、老化だとかさ、俺はもう大人になりすぎてしまったのかもしれないみたいな話じゃん、今から言ってるのは。それでいて漫画いっぱい読んで、あとやっていたのは『ドラクエウォーク』(※以下『DQウォーク』)なのね(笑)。大人でも何でもないんだよ。何でもないんだよ、もう本当に、ねぇ。クソだわな、もう何か。
で、その『DQウォーク』始めたんですよ。漫画いっぱい読んで、Netflix見て、ほいで『DQウォーク』やってんだって。それでいて「俺はもう大人になり過ぎてしまったのか!?」だって(笑)。病気だよ、言ってる事。
伊集院光が『DQウォーク』を始めた理由 『テクテクテクテク』の消滅、でも今更『Pokémon GO』には戻れない…
んで、その『DQウォーク』始めたんだけどさ、結局『Pokémon GO』ありました、で『Pokémon GO』がだんだん皆がすげぇやって、で、どんどんレベルを上げていくうちに何かそのもう『Pokémon GO』追いつけないなみたいになるわけじゃん。で、なったところにもう自分のその尊敬するところの中村光一という人の作った『テクテクテクテク』っていうウォーキング系のスマホアプリが出て、『テクテクテクテク』すげぇハマって、まぁ金も時間も体力も惜しげなく注ぎ込んだところで『テクテクテクテク』がなくなるっていう、消滅するっていう憂き目に会い、かといって『Pokémon GO』に戻るにも、と。更にはクソ夏の間で表に出るのも嫌だし、と。かと言え、もう体脂肪率がぐんぐん上がり始めるみたいなことになって。で、そこに来たのがこの『DQウォーク』っていう、まぁわかりやすい言い方で言えば歩くやつですよ。いわゆる『Pokémon GO』みたいなやつの、いよいよ『ドラクエ』をモチーフにしたやつが出ますっていうことになり。
後発の『DQウォーク』は先行の『Pokémon GO』『テクテクテクテク』とどのように違うのか?
結構迷ったのね。前評判で結構その『DQウォーク』はガチャの要素が強い、と。で、自分はそのガチャ系のゲームに関してやっぱ抵抗がすごいあって、踏み込めないでいたんだが、かと言って今更『Pokémon GO』に、データは消してないけどどの面下げて戻るんだみたいなところもあり、取り敢えず『DQウォーク』始めてみようかな、つって。で、始めたんだけど、まぁどんなゲーム…何かね、『テクテクテクテク』って要はもう本当に歩くっていう、「歩く」がメインなんですよ。「歩く」と「ゲーム」で言うとやたら「歩く」寄りなんですよ。で、途中からちょっと俺のやり方等々と、あとゲームバランスの問題もあって何だかよくわかんないゲームにはなってったんだけども。
で、『Pokémon GO』は『テクテクテクテク』よりは「ゲーム」っていう要素がちょっと強め。ゲームと、ゲーム内でのコレクションみたいな要素がすごい強かったの。それに対して、『DQウォーク』はもうちょっと「ゲーム」の要素が強くなる。ただ何かね、後から出ているものだけあって、いわゆる『Pokémon GO』とかが怒られたところみたいなのをちょっとずつこう良くしてて。何かね、始めると何か第1章みたい、第1章の1っていう、第1章の1が始まりましたよ、みたいになって、まぁ普通の勇者みたいな奴作って冒険始まる。で、第1章の2に進むためにはちょっと歩けよってなるわけ。そうすると第1章の2を始めるに当たって地図上にいくつかある目的地の好きなやつを選んでくれ、と。で、遠くへ行けば行くほど、遠くの目的地を選べば選ぶほどもらえる何か、まぁエネルギーみたいなのはまぁ多い。これもちょっと説明すんのめんどくせえけど、まぁエネルギー的なやつが多い。で、途中の道すがらは勝手にそのスライムとかとは戦っててくれるんだ。だから、近くて200メートル、遠いと5~600メートル先の自分の選んだ目的地に行った時にレベルが少し上がってたりとかする。で、そうするとそこに着いたところでお話の続きが見れるわけ。お話の続きが、こういうストーリーになってます、みたいのが見れるわけ。で、そいでその次の1の3に進みたい、3に進みたいってまた目的地を選んでくれっつって歩くっつーの繰り返しなんだ。だから、何て言ったらいいのかな、あのー「もうちょっと、もうちょっと」って感じ、すげー歩いちゃうんだよね。初日で12キロ(km)歩いたからね。それも最初は別に500メートルずつ位なの。ずっと歩いてる目的地自体はちょっと先、ちょっと先の感じなのよ、何か。逃げ水的にちょっとずつちょっとずつ先に行くから、少しずつ少しずつ先行く、先行って。
課金嫌いの伊集院光から見た『DQウォーク』の課金システム、『DQウォーク』との付き合い方
まぁ何かやってくうちに『ポケモン』で言うところの、その課金でもらえるコインみたいなものとか、『テクテクテクテク』では歩行石っていうんだけど、イベントでも多少手に入るが、わかりやすいのは金払ってそれもらっちゃえばそれは進みが早いですよっていうやつが出てくる。で、その、『DQウォーク』はジェムっていうのかな、ジェムっていうのをもらって、それによってアイテムのガチャが引けますみたいな話になってくるんだけど、まぁ良いアイテム・良い武器とかが手に入りゃそれは早いですよ、それは相手を倒すのも早いんだけど、さあ果たしてこれのバランスをどうするかっていう問題。で、『テクテクテクテク』で学んだ事は、課金しないでも面白いからと言って一切課金をしないでいると、ゲームがなくなるっていう(笑)。あー、なくなんだ、やっぱな、そらそうだわってなるじゃないですか。かと言って、お金によって自分がどんどん強くなってなっていってしまうと、それは結局金使ったもん勝ちっていう結構寂しい結論になるじゃんって事になり、これのやり方を決めなきゃ、何と何に課金して俺は進めていくんだって事を決めなきゃって。しいては、いろんな人を相手にネットで繋がる全ての人を相手にすることはしないで、自分の仲間内だけでこの価値観を共有できる人の中で「俺ここまで行ったぜ」っていう話をしようぜっていうことに。で、自分の中でまだ一切課金はしないで、普通にオーソドックスに進めている。歩いて歩いて進めている、っていう段階で、この番組のプロデューサーの宮崎がこの手のゲーム好きで「始める」って言うから、じゃあ宮崎と俺達のルールを決めるところからだなと思って、今日番組始まる前に会って、「始めた?」って訊いたら「俺始めましたよー」って言って。「今ねー、自転車で次々と目的地を回ってんですけど。」
お前とは一緒にはできない!お前とは一切一緒にやることができない!お前のやってるのは違うゲーム!何故なら「ウォーク」ではないから!
まぁあとはもう、何か宮崎プロデューサーに「ダメだよ、自転車乗っちゃってレベル多少上げちゃった奴とはもうできないよ。それはもうフェアじゃないから」みたいな話して、「もう二度と自転車乗りませんから」とか言ってんだよ。もうダメだよ! そんなもう乗ったんだから、もう。お前の何レベルかは自転車乗ったんだから、それはもう全然違うゲームだから。俺の中にはそんな自転車でやるっていう奴はもう全然仲間とは認められないやつなんで。ちょっとしばらくそういう同じ、ある程度ゲームとは同じ価値観と同じ土俵でやらないことには無尽蔵に広がるところとやっても多分お金がすげえ…だって既にYouTuberの人とかに『DQウォーク』500,000円分ガチャ引いてみた奴出てるからね。もうそんな人と戦えるわけないじゃん。そんな人と、そんな人を自分の目の中に入れてったらやる気なくなるだけだから、ふわっと。何か自分のルールに縛られてやるっていう。それと自分の、皆で協議して決めたルールの中でちょっとやっていこう、みたいな感じ。
ウォーキングゲームアプリが抱える課金システムのバランス問題とは
でまぁこの後恐らくゲームのバランスも変わってくるだろうし。あと『テクテクテクテク』の時そうだったんだけど、最初のうちサービスで割と歩くごとに歩行石っていうお金で買えるやつをタダでくれてたんだけど、途中から明らかに釘が締められていくっていう。色々とデータを取っていくと、「こいつら…こいつら金使わねぇでも楽しめる奴ばっかりだ」って気づいちゃう。歩く系は歩くっていうこと自体にマゾな人間がいっぱいいるから。だからその、『テクテクテクテク』は開発者とも話したけど、「まさかこんなに皆苦労したがるとは…」って思ったらしいんだよね。最初の、頭の中で既存のゲームと同じ考え方でやってたら。で、そうするとさ、バージョンアップごとに、やっていけないから、ちょっとずつタダでもらえる歩行石の量が減っていく、と。多分どっかで、どういうバランスになってるか今知らないけど、『DQウォーク』もどっかで恐らく何かが変わってくると思うのと、実際にレベルがいっぱい上がっていくと当然レベルが上がりにくくなるから、そのお話進める上で倒さなけりゃならないやつとのバランスがちょっとずつ悪くなってきて、こりゃ良い武器がいち早く欲しいとはなってくるのね。なってはくるから、この先どうなるかわかんないんだけど。
『DQウォーク』は「止め時がない」“ヤバい”ゲーム
でも何か俺みたいに少しでも歩いた方がいい人間にとっては次々と目的地設定をして、こうただただ歩いて行く、もしくは…何つったらいいのかな…止め時が意外にないんだけど、「止め時がない」ゲームってまあまあ良いゲームじゃない。
でも今現在はその目的地行って、よしここまでお話見ました、で、次のストーリーを言われちゃうと次行きたくなるの。で、その目的地設定しようと思うと、300メートル、500メートル位にそれがあるっていうのは、やっぱりもう500(メートル)歩こうってなるんだよね。それは良いシステム、俺にとって良いシステムなんだけど、ガラスの向こうのスタッフが「それ面白そうですね」みたいな顔してる場合じゃないんだ。
あの、俺9時頃出たじゃん、一度。朝からずっとこの局にいて色々スタンバイしてたけど、9時頃表にふらっと出たじゃん。あの時実は、今日のネタ選びとかに一息ついたから『DQウォーク』をやりに来たの。で、最初は赤坂見附のビックカメラの辺りが目的地になっていたから、ここからそうね、300メートルくらいか、300メートルくらいの所に行って、その章を進めたの。で、もうちょっとやれんなと思ったの。で、もうちょっとやれんなと思って、近くに目的地ないかなと思ったら、あそこの、えーっとそのまままっすぐ麹町の方に向かってくるホテル、何て言ったっけ、あの建て直した、ニューオータニ? ニューオータニ? 赤プリ? 赤プリは建て直してないでしょ、えーとそのまっすぐ越えて行ったのってニューオータニでいいんじゃないの? 違う? 全員がわからないまま(笑)、全員がわからないっていう感じの、その、行って、そこの公園の所に目的地に行ってまた章が進んだのね。もうちょっとやりたいなって思って、ハッ!て気づいたらもう帰らなきゃ間に合わないっていう時間になってたから(笑)。目的地を探してずっと彷徨っているうちに迷子になるっていうか(笑)。さすがに俺はちびっ子じゃないから完全な迷子にはならないけれども、職業的なことにおいては少し迷子になる可能性を含んでるっていうのが「このゲームやばいぞ」っていう。
伊集院光が『DQウォーク』で「自分の家」を置いた場所
あと、何かね、マップ上にお家を建てられるみたいな機能があって、そのお家を一応どこに建てようかと思って、恐らく自宅よりも俺長くいるのはここだなっていうのがTBSの前にお家を(笑)。何か自宅よりも頻度が絶対こっちの方が高いっていうことになり、今は一応TBSの正面の所に私、『ドラクエ』上では住んでいます。
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