「Wake Up, Girls!」リズムゲームがサービス終了
- 2019/4/9
- サービス終了
- Rakuten Games, Wake Up Girls!新星の天使, リズム・音楽
- コメントを書く
アイドル育成リズムゲーム『Wake Up, Girls! 新星の天使』(WUG天) がサービス終了を発表した。ラブライブ、デレマスを筆頭に一世を風靡した人気ジャンルのアイドルものアニメを原作としたリズム・音楽ゲームも独自ゲームプラットフォームの衰退の波を抑えられなかったようだ。
リズムライブ&アイドル活動ゲーム『Wake Up, Girls! 新星の天使』(WUG天) が2019年7月6日にサービス終了
楽天グループのゲーム配信サービス「Rakuten Games」にて配信中のスマホ向けアイドル育成音楽ゲーム『Wake Up, Girls! 新星の天使』(略称:WUG天) のサービス終了が公式サイト、公式ツイッターにて発表された。
【重要】サービス終了のお知らせ
この度、『Wake Up, Girls!新星の天使』は、2019年7月9日(火)16:00をもちましてサービスを終了させていただくこととなりました。これまで本作をご愛顧いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。詳しくは公式サイトをご参照ください。https://t.co/hxP75vKJ3i— 【公式】Wake Up, Girls! 新星の天使 (WUG天) (@wugten) 2019年4月9日
Wake Up, Girls! 新星の天使(WUG天)【公式サイト】 | Rakuten Games
『Wake Up, Girls! 新星の天使』(WUG天) サービス終了スケジュール
新規利用登録受付終了: 2019年4月9日(火)16:00
「ゲストではじめる」機能終了: 2019年4月9日(火)16:00
サービス終了: 2019年7月9日(火)16:00
『Wake Up, Girls! 新星の天使』(WUG天) サービス終了後のメダル(有償/無償)の扱いについて
公式サイトの記載によると、『Wake Up, Girls! 新星の天使』にて使用していた「有償メダル」「無償メダル」はサービス終了後も「Rakuten Games」内の他のゲームで使用可能とされている。
楽天独自の HTML5 ゲームプラットフォーム「Rakuten Games」とは
『Wake Up, Girls! 新星の天使』は iOS/Android アプリとは異なり、楽天グループが独自にゲームを配信する「Rakuten Games」にて配信されているゲームだ。Rakuten Games で配信されるゲームは HTML5 で開発されており、プレイヤーはスマホのブラウザ上でゲームをプレイすることになる。
楽天が Apple や Google のアプリストアではなく独自のゲームプラットフォームを展開する理由は、アプリストアを介してアプリを配信するとその収益の約30%を Apple や Google に奪われるという点にある。楽天としては独自のプラットフォームからアプリを配信すれば逆にアプリの開発会社からゲームの課金売上の何割かを収益として徴収できるというわけだ。
しかし事はそうスムーズには進まない。ユーザーの大半はより多くのアプリ・ゲームが配信されるアプリストアで十分満足しており、敢えて他のゲームプラットフォームに登録してまでゲームを楽しもうと思わないというのが実情で、Rakuten Games も中々ユーザー数が伸びないという苦境が運営開始以来長く続いているのだ。
当初「HTML5 のゲームは動作が操作感がアプリよりも劣る」と言われて不利とされていたが、技術の向上と共にその差は埋まりつつある。魅力的なコンテンツでさえあればユーザーはアプリから HTML5 プラットフォームへ移行するだろうという目論見の下、人気アニメを原作にし、更にラブライブやデレマスといったアプリで大成功を収めているアイドル育成リズムゲームというジャンルの『Wake Up, Girls! 新星の天使』が投入されたのだが、Rakuten Games の苦境を救うには至らなかった、というのがサービス終了の裏事情のようだ。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。